2月14日(土)午後2時より、ご参拝の皆さまとご一緒に、当山前住職一周忌法要を営みました。
ご導師・ご法中による『仏説阿弥陀経』の勤行の中、お焼香。
引き続き、塩屋の真相寺藤井真隆師によるご法話をお聴聞しました。
ご法話では、ご葬儀の際、「南無阿弥陀仏」と「其仏本願力 聞名欲往生 皆悉到彼国 自致不退転(その仏の本願力、名を聞きて往生せんと欲はば〈おもわば〉、みなことごとくかの国に到りて、おのづから不退転に致る)」というご文を住職が記して棺の中に納める作法について紹介されました。
これは、『無量寿経』の1節で、阿弥陀如来のご本願の力が南無阿弥陀仏の名となって届いてくださっているのだから、間違いなくお浄土に生まれ仏様となるのだと、お説きくださっているお言葉だということです。
だから、お念仏は私が称えているようで、これは私の声ではない、如来様の喚び声(よびごえ)なのだということを念を押してくださいました。
そういえば私(現住職)が西招寺に入りはじめてご門徒の葬儀をお勤めさせていただくことになった時、前住職からこのお言葉を書いて棺に入れるのだと教わりました。きれいに書こうと肩に力が入っている私に対して、きれいに書こうと思わないでいい、自然の字でいいと諭してくれたことでした。
お経のご文は如来様のお言葉なのに、それを私が書く字という所にだけ意識を向けていた自分のすがたに、15年以上経って改めて気づかせていただき、恥ずかしいながらも少しうれしい気持ちになりました。(住職)




